動機づけ面接とは
定義は?
動機づけ面接は,英語でいうとMotivational Interviewingです。
どのようなものなのかというと
患者と医療者が協働的な関係をつくって,お互いの理解を深め,患者の変化に向けた言葉(チェンジトーク)を引き出して強めることによって行動変容を導くコミュニケーションスタイル
と言われています。
「動機づけ面接」という言葉を聞くと,もしかしたら患者のやる気を刺激する言葉を投げかけることによってやる気を高めて,行動変容を促すというイメージをもつかもしれません。
でも実際にはむしろ逆のことをやるのが動機づけ面接です。
赤枠でかこった定義のように,変化に向けた言葉を引き出して強めていきます。
どんなときに使うことができるの?
動機づけ面接は,アルコール依存症患者への介入研究のなかにその種がありました。
開発者のひとりであるミラー博士が,研究や臨床現場の心理士とのディスカッションのなかからのちの動機づけ面接の構成要素となる要因を見つけていきました。
アルコール依存症のフィールドから始まった動機づけ面接ですが,その後,薬物依存,子どもの問題行動,教育,禁煙,予防歯科,糖尿病,リーダーシップなど,さまざまなフィールドで活用され,効果を示しています。
また,たとえば当初は○○をやる(あるいはやらない)という行動を対象として動機づけ面接を活用していましたが,最近では行動変容にとどまらず,人の成長を促すコミュニケーションとしても注目されています。
どうやって作られたのか
準備中
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